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小鳥さん誕生日SS [SS]

本編より先にこういったSSが先にできる不思議
本編は明日になりそうです。
私の書く創作世界の765プロではこのようなパーティーが行われていたようです

注意事項


・作者はXBOX360を所持しておりません(PSPは持っていますが)
・シナリオやキャラのしゃべり方は他の方のSSやコミュ動画でかじった程度です
・作者独特の言い回しがあるかもしれません 叩いてください
・オリジナルキャラが結構出ます
・誕生日SSの癖に中二病風味です。
・本編が4月なのに対してこのSSは未来の九月です
・間違いがあったらどんどん叩いてください 叩かれたらそれが励みになります

以上を頭に叩き込んだ人は
HappyBirthday By Otonashi Kotori!!からどうぞ!


「小鳥お姉ちゃん…?まだ仕事をしているか?」 
「え?はぃい?」

頭の上からの声に頭の上から返事するような声が出る。 
ふと気がつくと誰もいない、そんな風景が日常のものでめずらしくもないようになってしまっている夜、23時。 
いつもなら、ふと気がつくとこんな時間。 
なんで私はこんな時間まで一人で頑張っているんだろう、と思って少しだけ悲しくなって、それをどうにかして頑張ろう、みんなの為だから、っていうエネルギーに変える必要のある時間が、23時ぐらい。

でも今日は一人じゃなかった。そんな事実に今気がついた、それぐらい仕事に没頭していて。 

「小鳥お姉ちゃんって、本当に頑張るね…」 
「それも、そうね…でもきっと大丈夫よ」
そうかな、それならいいけど、と彼女が言う。これまで仕事は違っても一緒に頑張ってきた彼女。
その目は昔と違って年相応の輝きを取り戻しているようにも見える。
「小鳥お姉ちゃん。もう、仕事やめて。今日はもういい」 
「え、でも、残していったらなんであの人残すんだって…」 
「そんなこと誰も言わないよ。大丈夫」 
自分より年下のこの子に心配されてしまうようじゃ自分もまだまだだ。
「ありがとう。 それなら、お言葉どおり、そろそろ帰宅しましょうか、ね。慧琳ちゃんはまだ帰らないの?」 
「いや、帰る…って、小鳥お姉ちゃん、仕事片付けて、帰る支度が出来たら私に声かけてくれないか?」 
「はい、なんです?」 
「後で」 

と言うと、慧琳ちゃんはオフィスの白いドアの向こうに消えていった。 
ドアが閉まる時の空気の動きが、ちょっとだけいい匂いを運んできたように私には思えました。 

「…慧琳ちゃん…これ…?」 
「小鳥お姉ちゃんの都合聞かなくて。ごめん。帰りたいかもしれないけど、ほんとに少しだけ付き合って」 
「い、いえ、そうじゃなくて…」 
「大丈夫、大丈夫。今日はね。後で車も呼ぶからさ、だから少しだけ、あと1時間だけ、ね。 
 ―――ほら、小鳥お姉ちゃん、上着脱いで。どうぞお嬢様、お召し物をお預かりいたしますよ」 
「あ、はい…」 
応接室の隅の小さな部屋に招かれた私の眼の前には、とてもいい匂い。 
クラッカーに可愛らしく色々なものが載せられているアラカルトに、チーズとソーセージのお皿。 
カップから暖かい湯気を立てているのはスープだろうか?それに囲まれて、ワインのボトルがあって。 
「あ、懐かしい。」 
「わかってくれた?小鳥お姉ちゃんならわかるかな、って思って。」 
「もう、あまりそう言う事は言わないで欲しいですけど…でもいいです、これ私、大好きだから。 
 って、慧琳ちゃん、覚えていたの、あの時のお話」 
「物覚えだけが取り柄だから」 
お互いの昔の思い出。昔好きだった、ワイン。今はもっぱらビールばかりだけど家で一人きりの時とかは開けたりする。
「でも、これ…」 
「祝」 
「お祝い?何をです?お祝いをされるようなことは何もしてませんよ?」 
「バースデイ」 
「……ああ!!」
すっかり忘れていた今日は自分のチョメチョメ回目の誕生日だ 
「夜だから軽くって思って、簡単に作ったから……ワインだけはお兄ちゃん家から借りてきたけど」 
「あはは、そういう意味ではないのよ…ここまでこんな遅くにするなんて、慧琳ちゃんだってお疲れだったでしょうに」 
「そんなことない、小鳥お姉ちゃんに少しでも恩返ししたくて、ね」 
「そんな―――いいわよぉ」 
「スープが冷める。早く席に座って下さいな」 
「はい」 

私は促されるままに小さなテーブルに着席します。 私の向かい側には、慧琳ちゃんが座って。 
ボトルを手に取ると、私のグラスに注ぎます。 慧琳ちゃんのボトルにはミネラルウォーターが注いでありました。
「どうぞ。小鳥お姉ちゃん、ハッピイバースデイ
 私も、その他の皆も支えてくれたお陰で、ここまで後ろを見ずに駆け上がりました。 事務所を代表してお礼を申し上げます。」 
慧琳ちゃんのその動作が滑稽で私は笑ってしまいます。
「ふふっ、皆さんの為に何かできたのなら、私はそれで十分ですよ。」 
「いえいえ―――それじゃ、小鳥お姉ちゃんの為に乾杯」 
「はい、乾杯。慧琳ちゃんの為に。 
軽いガラスの重ねあわされる音が心地良い。そのまま口に運んで、こくこくと思わず飲んでしまう。 
「―――ふう。おいしいわね。久し振りな気がするわ、こういうのを飲むのも」 
「そう?私たちがマネージャーもやれれば良かったんだが」 
「―――うん、おいしい。それじゃもう、私、遠慮しませんよ?おつまみも頂いてもいい?」 
「どうぞ。小鳥お姉ちゃんに食べてもらおうと思って高いチーズ選んだから」 
慧琳ちゃんが小皿にクラッカーとチーズを幾つか取り分けてくれる。それを私は遠慮なく頂くことにする。 
おいしい、おなかが減ってるっていうのもあるけど、とってもおいしい。 
「いけませんね、こんな夜遅く、おいしいお酒においしいものを頂いてしまっては…」 
「たまにはこういうのもいいでしょう?いつもだったら駄目かもしれませんけど、ね?」 
「そうですね。今日はもう思い切って頂く事にします。」 
そんなことを後追いで言うのもおかしいぐらい、思わず私はぱくぱくとクラッカーとチーズを頂いてしまう。その合間に暖かいスープを飲むと、アルコールと一緒に、疲れた身体に深く染み込んでいくようだ。 
それと共に交わされる、一緒の時の思い出。始めて出会った時。初めてのイベント。恥ずかしい失敗。
慧琳ちゃんは初めて出会ったころとは全然違う様子で時たま苦笑したりもして返事を返して行く。

何もかもが懐かしい。 
思い出の中で話が過ぎていく。 

「小鳥お姉ちゃん、私と居て、辛かっただろ」
「ううん…楽しかった…ですよ…」 
心からの本心、だけど、まどろむ意識。疲れのせいか、それとも久し振りのアルコールのせいだろうか。 
それとも───あの思い出のせいか
天井を仰ぎ、呟く。
「本当に、あれから八年も経つのねぇ……」
「……」
慧琳ちゃんが無言でグラスにワインを注ぐ
たぶんこう言いたいのだろう

『お姉ちゃん、八年しか経っていないんだよ』

「そうね……」
ずっと年齢の変わらない姉さんとどんどん年を取ってゆく私
気がついたら姉さんより年上になってしまった。
ずっと、憧れだった姉さん
歌を作りながらそれ合わせて踊り、私の為に一曲作ってくれたこともあった。
「久しぶりに、あの曲、歌ってみようかしら」
優しい目で頷く慧琳ちゃん
ゆっくりと歌いはじめる
「♪空になりたい 自由な空へ……」
昔は歌うのが好きだった、歌うと空になれたような気分だった。
しかし、自分は歌う事を止めてしまった
あんなに好きだったのに姉の死以来──歌うのが嫌いになった。
今だって心のどこかでは楽しめない自分が居る。
「……続くレインボー♪」
パチパチパチと聞こえる沢山の拍手
それは一人というにはあまりに多く二人で顔を見合わせます。
「ブラボー」
「出るじゃない、声」
その声と共に扉から出てきたのはリサさんとチーフさん
「ええっ!?皆さん居たんですか!?」
「慧琳がワインを借りて行くなんてこういう時ぐらいしかないからな」
「いやぁここのところ忙しくて忘れてた、ハッピィバースデイピヨちゃん!」
リサさんがもう一本ワインの瓶を取り出す……凄い、高級品です。
「おめでとう」
チーフさんが紙袋を差し出しました。
「中身は見ないでくれ」
「……はい」
チーフさんの事だきっと素敵な物に違いない。
「夜食作ってくる」
慧琳ちゃんが席を立って給湯室に行きます。
「私も一曲行くわよー!」
リサさんがアコースティックギターを弾きはじめる。なんだか本格的なパーティーになってきてしまったようです。
本格的に騒ぐ前に───私はもう一度天井を仰ぐ

姉さん──私、音無小鳥はチョメチョメ歳で未だに恋人すら見つけられませんが、きっと姉さんより幸せになります!!

─終幕─

タグ:SS
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コメント 1

チーフ

すみません
すこし文章の調子がおかしいので<pre>を使って編集当時に戻しています。
見にくいといった方はお手数ですがメモ帳か何かに移して見て下さい。
by チーフ (2008-09-09 23:42) 

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