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 GARDIAN=ARMS :RAGNAROKⅠst《守護神、目覚める》 [GARDIAN=ARMS:RAGNAROK]

と、言う事で友人の作ったオリジナルロボット小説 GARDIAN=ARMS :RAGNAROK
第一話です
下の本編へからどうぞ
私の方は完成したので最終確認が済み次第上げます
GARDIAN=ARMS :RAGNAROK

Ⅰst《守護神、目覚める》

西暦2800年人類は人型汎用兵器【ガーディアン・アームズ】と呼ばれるロボットを開発した。ガーディアン・アームズは工業や都市開発、自衛目的などで世界中で多くの機体が使われている。
その中でも、GAの技術力が一番発展しているのが日本であり、その性能は世界各国のGAの性能を遥かに凌駕する、まさに『世界に誇れる日本の技術』なのだ。

――東京八王子

「ガーディアン・アームズは『世界に誇れる日本の技術なんだ!!』・・・か。」
学校からの帰り道、麻倉統耶がくだらなそうに呟いた。
「そうかな?私は十分スゴイと思うけど・・・」
一緒に登校途中の同級生、石動佳奈が言った。
「確かに俺も技術力は凄いと思うけどさぁ・・・どうやって競ってるんだよ、世界各国と」
「う・・・そ、それは・・・ほら、GAでトライアスロンとか?」
「足しか使わないだろ」
「GAで、箸で豆つまみ競争とか!?」
「GAの性能云々よりパイロットの操作制だろそれは」
戦争放棄とか言いながら結局、戦って競ってるんじゃないかとしか統耶には思えなかった。
GAが優れたモノだと言うのはわかる、だがきっと人々がGAで戦争を起こせばきっと日本など一たまりもないだろう。
GAの主な動力源は最新動力の『アールス・フォトン』だと聞いているが、流れの噂ではどこかの国のGAは核で動いているなんて言う噂もある。
「結局人間は自分達の作ったモノで戦いたいのさ」
と、ポツリと呟いた。そんな統耶を可奈が不満そうな表情で見つめる。
「・・・な、なんだよ」
「統耶ってさぁ・・・どうしてそう現実しか見ようとしないのかなぁ」
佳奈がつまらなそうに言い捨てる。
「悪いかよ・・・」
「うん、すっごく。・・・もっと夢を持とうよ夢を!でないとロマンチストな女の子に嫌われちゃうよ?」
「何で俺がロマンチストな女の子と・・・?大体17にもなってロマンチックなことばっかり考えるっていうのもどうかと――」
と、言い終わる前に佳奈の持ったカバンが統耶の後頭部を捉えていた。
「統耶のバカ!」
(別にお前のこと言ったワケじゃないんだけど―――)
俺も佳奈も高校2年、そろそろ勉強のことを真面目に考えなければならないのだが・・・
「ふん!いいもういいよ統耶なんて、その辺の堅そうなリアリストの女子とでも付き合えばいいじゃん!」
「・・・わ、悪かったよ」
と、佳奈がそっぽを向きながら言う。誤解を避ける為に一応説明するが、佳奈とは別に付き合っているわけでもないし、幼馴染の女の子なワケでもない。
俺が引っ越して来た時、偶々家が近くて、更に偶々去年の夏、佳奈に付きまとう今時珍しい『ストーカー野郎』が佳奈に襲い掛かった際に、偶然その場に居合わせた俺がストーカー野郎を一撃で仕留めて(笑)やったら、見事に佳奈は『コレって絶対運命だよ!』とか言い出されて現在に至るワケだ。
それ以来、登下校・・・ともかく何をするにも一緒なワケだ(と、言うより勝手にくっ付いて来る)。
「・・・統耶、アレ――なんだろ?」
佳奈が突然立ち止まり、指をさす
「ん?・・・なんだ」
彼女が指す先に居たのはグラサンをかけたいかにも怪しい人物。
「――まぁ、どう見ても不審者だな」
「どう見ても不審者でしょ!――ね、追いかけよう!」
「はぁあ!?何で!っていうかそういう要らん所に首を突っ込むからストーカーとかに巻き込まれるんじゃないのかよ!?」
「へーきへーき!何かあったら統耶が私のコト守ってくれるでしょ?」
と、佳奈が目を輝かせて言った。
「・・・俺に戦えと?」
と、ツッコミを入れる前に佳奈は早速尾行を開始していた。
(学校―――どうすんだよ・・・!?)


―――見知らぬ高層ビル
「あれ、見失っちゃったかな?」
「・・・諦めろって。大体、もしお前に万が一何かあったら今回もっていう保証はないんだぞ?」
と、ダメで元々で諦めを促すように言うと、佳奈がふと動きを止めた。
「・・・統耶」
「・・・な、なんだよ?」
急に改まった表情で佳奈が統耶を見つめた。・・・そして、
「そんなに私のこと心配してくれるなんて・・・!」
普通に逆効果だった。
(とはいえ、佳奈の意見に便上するのはアレだけど・・・こんな地下に、しかもグラサン着用とは妙だな。)
と、考えていると佳奈は更に先へ進んでいた。・・・歩きつづけること更に10分。

「完全に見失っちゃったね」
「お前・・・ただ下へ下へと行ってるだけじゃないか」
ココは地下何回だろう?数えるのも面倒になるくらい降りた気がする。
やがて大きな空間へとたどり着いた、そこで俺と佳奈が目にしたものは・・・
「す、すごい!もしかしてコレGA用の剣!?」
「いやいや・・・、全高18メートルのGAがこんな20メートル近い大剣振れるわけないだろう」
と、その蒼い大剣を統耶が『コン』と、叩く。・・・すると
急に剣の上部が展開され、そこから一人の女性が放り出される。――しかし高さが高さ、普通に落ちれば大怪我か・・・死――
「おわああああッ!」
統耶が大慌てでその女性を抱きとめた。
「う、おお・・・何とか――セーフか・・?」
ゆっくりとその女性を引き離す。
プラチナロンドの長い髪が流れるように靡く、思わず息の詰まるような美女が腕の中にいるのだから。
そのまま目線をゆっくりと降ろしていくと、白いワンピースを着た女性の胸元に何か輝くモノを見た。
「―――何だ、コレ・・・結晶?」
マカライトの結晶が突然淡い輝きを放った。それに反応するかのように女性も目を覚ます

「――・・・こ、ここは?」
眠そうな目を擦り、女性が辺りを見回す。
そこに一番近くに移ったのは、自分を抱きとめ唖然としている少年、そして少女。
少年の方がオドオドしながら口を開いた
「――え、えっとぉ・・・その前にアナタは?」
「私・・・?私は―――フレイア、そう呼ばれていたわ」
「フレイア・・・さん?――そ、それで何であの剣の中に・・・」
統耶が蒼い大剣を見上げる。するとフレイアがきょとんとした顔で答えた
「大剣・・・?いえ、あれは立派なガーディアン・アームズです」
「あ、あれがガーディアン・アームズ!?」
佳奈が信じられないと言う風に声を上げた。どうやらずっと大剣と思い込んでいたらしい。
「・・・でも、なんであんな状態で―――」
「――・・・それは」
フレイアがそこまで言いかけた時だった。
「――それは、その機体【オーディン】の自己修復機能をフル稼動させていたから、だよな・・・フレイア!」
突然、統耶達の目の前に謎の男が現れ、言い放った。
「・・・スコル!」
フレイアがその男を見て言った。
「どこに行ったかと思えば、こんな所に匿ってもらってたとはな。やはり、ムスペルス・ヘイムの連中か?」
「―――そんなことを話に来たんじゃないのでしょう?アナタの目的は何なの?」
フレイアが大分苛立った様子で言った、どうやらこの二人は知り合いらしい。
「・・・まぁ、目的なんて俺の口から言わなくても、おおよそお前の方で検討がついてるんだろう?」
と、スコルの口元がニィと上がる。
「と、統耶・・・アイツ雰囲気悪いよ?」
佳奈が引きながら統耶の袖をギュッと掴む。そんな佳奈と統耶にもスコルの視線は向いた。
「お前等も、俺の存在を知られたとなると厄介だからな。まずは色々と厄介そうなお前等から始末するか・・・!」
と、言い放つと同時にその男は真っ直ぐ佳奈を狙い走る。
「死ね、小娘がッ!!」
佳奈に掴みかかろうとした瞬間、その男は元来た場所に吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられていた。
「がッ!!」
「―――偉そうなこと言う割には、遅いなアンタ」
そう、男を吹っ飛ばしたのは統耶だった。
「さっすが統耶の居合道!やっるぅ!!」
男は何が起きたのかわかっていなかった、だがそれ以上に驚いていたのはフレイアだった。
(・・・この人なら、もしかしたらこの人ならオーディンを扱えるかもしれない・・・!)
グイと、フレイアが統耶の顔を自分の方に向け、言った。
「お願い!私と一緒にあの機体に・・・オーディンに乗って!」
突然の申し出、統耶には状況がイマイチ理解しきれていない
「え、えええ・・・!?い、いやイキナリそんなこと言われたって、大体俺GAの操縦だってしたことないし―――佳奈はどうするんだよ!」
「時間が無いんです!スコルが動けない今のうちに!・・・佳奈さんも一緒に!」
「は、はい!」
そう勝手に話を進められると、フレイアがオーディンの前で何やら奇妙な呪文を唱え始めた。
「・・・ぐぅ、やってくれたな小僧が!」
ようやく起き上がるスコル、しかしもう遅い。
「統耶さん、佳奈さん、行きますよ!」
剣状のオーディンから放たれた光が3人を包み込む
「う、おわああああああ!」
「す、すごい・・・!スゴイよ統耶!」
光の中、フレイアの声が直接頭に響く
『―――まずは外に出ますよ!』
遊水地を砕き、オーディンが外へ飛び出す。どうやらビルの地下室はここに繋がっていたようだ。
剣の形を成しているバインダーが開き、機体の蒼き翼となる。青空の太陽を反射する装甲が、この機体を神々しく見せた。

「すごい・・・!私達、空を飛んでる!」
全周囲モニターに広がる景色を見て佳奈が思わず叫んだ。
「――力が流れ込んでくるみたいだ・・・!」
操縦桿を通して力が全身に流れ込んでくるのがわかった。その感覚に思わず身震いした
「――統耶さん、来ますよ!警戒してください!!」
「は?」
突然のフレイアの勧告、何がなんだかわからなかった・・・そして、
ガキンッ!という接触音、伝わってくる衝撃。
「うわぁああッ!・・・な、なんだ一体――!?」
すぐさま辺りを見回す、自機から1キロ近く離れた場所に見たことも無いGAの姿があった。

「オイオイ・・・ヨルムンガルドが動いてるってのか?・・・しかしあの人形がなんで――?」
ビルの屋上に移動したスコルが突然現れ、オーディンに襲い掛かったGAを見て呟いた。

「・・・フレイア、アイツは一体?」
統耶が率直な疑問を問い掛ける
「――あれは確かヨルムンガルド、ニブルヘイムの機体です」
「ニブルヘイム・・・?」
佳奈が復唱した、ともかく判らないことが多すぎる。状況がうまく掴みきれないのだが・・・ただ1つだけハッキリしていることがある。
「アイツは、敵か・・・!――フレイア!何か武器は?」
「ええと・・・その左のグリップのボタンを押してください」
言われたとおり左のグリップのボタンを押した。画面にいくつかの装備が表示されるが、二つほど、使用不能と表示されている。
「クライストは使用不能、あとは・・・グングニルだけか」
言い放ち、背中にマウントされている突撃槍【グングニル】を展開した。
(操縦はダイレクトモーションか、でも俺槍とか使ったこと無いんだけど・・・)
ダイレクト・モーションシステムによりパイロットの動きが直接機体にストレースすることができる。これなら操縦に素人もへったくれも無い。
「―――いくぞッ!」
オーディンのスラスターをフルスロットルで展開した、一気に間合いを詰めてヨルムンガルトに斬りかかった(槍なのに)。
グングニルは地面を砕く、ヨルムンガルドは空中に回避したのだ。
「かわされた・・・!でも――!」
オーディンは地面で深く上体を沈めた。空中のヨルムンガルドは大斧を助走をつけて振り下ろした。
統耶はあえて回避行動はとらず、そのまま抜き打ちの体勢をとる(無論槍だから鞘は無いが)。
振り下ろされた斧。機体に接触する瞬間、抜き打ちの感覚でグングニルを横凪に叩きつけた。
鈍い接触音、腰部の装甲が一部砕け散り、ヨルムンガルドは山岳に叩きつけられた。
「すっごい統耶!やっるぅ!」
「おだてても何にも出ないぞ?」
佳奈が思わず歓声を上げた、だが統耶からすればそれどころではない。
(やったか・・・?)
山の斜面に叩きつけられているヨルムンガルドがヨロヨロと起き上がり、そして咆哮を上げた。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ』
「な、何だアイツ!急に・・・!?」
ヨルムンガルドが斧を一閃、辺りの市街地に八つ当たりでもするように攻撃を加えた。
「アイツ市街地を――!」
統耶がヨルムンガルドに目を剥く、
「何も――罪の無い人たちを・・・!!」
ヨルムンガルドの機械の相貌が怪しく発光する。すると再びヨルムンガルドはオーディンに飛び掛った。
『グラアアアアアアアアアッ!!』

「でぇええええぁああッ!」
オーディンも飛び上がり一気に間合いを詰めた。
スラスターを最大出力で吹かし、ヨルムンガルドが斧を振り回すより早く左腕の裏拳を頭部に叩き込んだ。
そして―――
「統耶さん、チャンスです!ヨルムンガルドに【アムフォルタス】を・・・!」
統耶の身体に先ほどとは比べ物にならないエネルギーが流れ込んでくるのがわかった。フレイアの胸のクリスタルも強い輝きを放つ。
それに伴い、グングニルの刀身が二つに割れるように展開し、グリップも向きを変え、大槍は大型のランチャーへと姿を変えた。
「アムフォルタス・・・!これでッ!!」
R・グングニルから光芒が漏れ、その閃光は吹っ飛んでいくヨルムンガルドへと放たれた。

『オアアアアアァァァァアアアッ!!』
閃光に飲み込まれたヨルムンガルドが悲鳴を上げた、しかしアムフォルタスの直撃はヨルムンガルドの撃墜までは至らなかった。
閃光が通り過ぎた後、両腕と片足を失い、装甲を焼かれたヨルムンガルドが姿を見せる。
「――やっぱり、まだオーディンの修理は完全には終わってなかった・・・!?」
本来なら、一撃で葬り去れる威力なのだが4年前の損傷が今だ完全には修復しきれていないのか、アムフォルタスはその本来の威力を出せなかった。フレイアが思わず舌打ちする。
中破したヨルムンガルドがオーディンを睨む、再び襲い掛かってくるか?
しかし、ヨルムンガルドは突然現れた一機のGAによって回収された。そう、ソイツは・・・

「――なかなかやるじゃないかオーディン。でもまだヨルムンガルドを破壊される訳にはいかないんだよ」
「スコル―――!!」
フレイアが叫んだ。
「オーディン、お前の相手はまた今度してやるよ。・・・最も、そのときがお前の命日だがな!」
そう言い残すと、ヨルムンガルドを鳥の足のような脚部でヨルムンガルドを鷲掴みにしたままスコルは何処かへと飛び去っていった。

「・・・逃がした―――か?」
統耶がモニターを見て呟いた。
「いえ、見逃してくれた・・・って言うべきでしょうね。今の状態のオーディンで戦えば・・・」
フレイアが各部ユニットのダメージを見ながら言った。
「・・・で、見逃してくれたは良いとして――コレからどうしようか?」
佳奈が珍しく焦り気味で言った。
「?・・・どうするも何も、とりあえずオーディンを――」
「いや、見てよ・・・周りを」
と、統耶の言葉を遮って言った。
言われるままに全周囲モニターに目をやった、
周りには数々の自衛隊のGA【スサノオ】が、こちらを取り囲んでいたのだ。
「と、統耶・・・もしかして、私達・・・ピンチ?」



続く

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